ウコンの選び方講座|ウコンは効く
やはり!ウコンは効きます。
ウコン錠剤は効かない。と前に書きましたが。
これには前提があります。
1. ウコンの粉を水で飲む。
2. ウコン錠剤を水で飲む。
3. ウコン茶を飲む。
4. ウコンの粉を煎じて飲む。
残念ながら、以上の条件下では有効成分は水に溶けず、ほとんど吸収させることがありません。
したがって、ウコンの効果も発揮されないというわけです。
・・・・すなわち、ウコンは効かない。・・・・です。
しかし、ウコンの粉や錠剤は、条件によってはいくらか効果を発揮します。
前にクルクミンは脂溶性物質(油に溶ける物資)と書きました。
これは、逆に言えば水には溶けないということです。
そこで、次の実験をしてみるとわかります。
綺麗に洗った皿を水で濡らし、ウコンの粉を付けて水で洗うと容易にウコンの粉は除去できます。
一方、油で汚れた皿にウコンの粉を付けると、黄色に染まります。
この皿を水で洗うとほとんどのウコンの粉は流れ去りますが、皿の表面の黄色は容易に除去できません。
この黄色い物質こそクルクミンです。
すなわち、皿についている油にウコンのクルクミンの一部が溶けたのです。
人間の動物の腸の内面には油がついています。
実は、ウコンの粉を食べると上記のようなことが腸内で起こるのです。
どう言うことかといますと、
ウコンの粉(錠剤)を水で飲むと、粉の一部は腸壁の油に接触します。
その時、粉の表面のごく一部のクルクミンは油に溶けて、油を黄色に染めます。
この油に溶けた、クルクミンは吸収され、肝臓に入り全身を廻ってクルクミンの効能を発揮します。
吸収されるクルクミンの量はわずかですが、・・クルクミンが効いた・・・となります。
吸収される量がわずかですから、効能は限定的ですし、ほとんど効かないと感じる方も出てきます。
しかも、腸壁の油に接触する粉の表面はごく一部ですし、粉の中に含まれるクルクミンまで溶けるわけではありません。
したがって、粉に含まれるクルクミンの量がどんなに多くても限定的だということです。
・・・・これがウコンが効いた、効かなかったの真相です。
あなたは気が付いたはずです。
そう!脂っこい食事とともにウコンを飲むとどうなるか。
・・・効きます・・・・
でも、油の取りすぎに注意しましょう。