ウコンの選び方講座|ウコンは効かない
ウコン錠剤は効かないとの話もある。いや、・・・実は効くのである。・・・
では、どれがほんとうだろうか。沖縄では琉球の昔からウコンは肝臓の薬として使用されてきた。
確かに効果があったから続いたわけで、効果が無ければ消えたはずである。ではなぜ今、効果に疑問がついているのでしょうか。
そこには深―い、深―い、科学的な理論があった。
前に記述したように、現在のウコンはウコン根茎を乾燥して、粉末にしてこれを錠剤に加工しているのがほとんどである。
そうすると、有効成分のクルクミンは結晶化し、水に溶けなくなる。
化学的には、「クルクミンは水に不溶」となる。
水に溶けないならお湯はどうかと言う方もおられますが、関係ありません。
どんなに煮沸しても溶けません。
一般的にウコン錠剤は水で飲む。したがって有効成分は溶けることなく、すなわち、ほとんど吸収されることなくお尻から排泄されるわけです。
効くと思って買ったものが、実は下水道に流されていたとは。
泣くに泣けないでしょう。
一方、アルコールには溶けます。「可溶」です。
ですから、お酒と一緒に飲むとある程度吸収されます。
しかし、化学的に「可溶」と言っても高濃度のアルコールです。
例えば、アルコール度60度の沖縄の与那国町の「どなん」とか、43度のウイスキーをストレートで飲めばクルクミンは溶けます。
でも、二日酔いを抑制するためにウコンを飲むのであって、クルクミンを溶かすためにウイスキーをストレートで飲むのは、いささか発想が逆です。
でも、そんな人っているんですよ。
・・・今日は酒と一緒にウコン飲んでるから大丈夫だ。とね。勝手にしなさい。
次回は
「ウコンは効きます」と言う記事を書きます。
・・・矛盾してるんじゃーないかって。いや、論理的に説明します。