ウコンの選び方講座|二日酔いをすぐ解消するウコン
二日酔いをすぐ解消したり予防するウコンをには条件があります。
ウコンは効かない。ウコンが効くには条件があると書きましたが、それはウコンの有効成分が体に吸収されることが前提条件と言うことです。
それは、ウコンの有効成分クルクミンが溶けた状態であることです。
それには
1. ウコンが生であること。
2. ウコンを濃い濃度のアルコールで溶かす。
3. 濃度の高い酢酸(酢)に溶かす。
4. 油に溶かす。
などです。
化学を少しでも勉強したことのある方ならご存知でしょうが、クルクミンのような脂溶性物質は脂溶性の溶剤に溶けて液状になります。
すなわち、ウコンの粉末をアルコールに溶かしてクルクミンを抽出した黄色い液を飲むと二日酔いに効きます。
しかし、二日酔いを治すためにアルコール溶液を飲むのはナンセンスと思いませんか。
また、アルコールでなくても濃い酢に漬けたウコン液を飲んでもいいと思いますが、飲みづらいものです。
と言うと、反論する方がいて、酢を飲む方もいるでしょう?と。
確かにそうですが、特殊な方を除いて、これまた一般的ではありません。
ウコンの生根茎はどうでしょうか。これは効果抜群の飲みかたです。
昔も今もの沖縄では泡盛をよく飲みますが度数が強く、二日酔いに悩む酒飲みは多数おられます。
そこで、二日酔いの翌日は、頭ガンガン、嘔吐に悩まされ、二日酔いをすぐ解消(治す)するウコンは無いか
と、探すわけです。
今は加工されたウコン商品を飲みますが、
つい、20年ほど前までは、ウコンの根茎をすりおろし器ですり下ろしたのを飲んでいました。
ただ、苦くて飲みづらい点が難点でした。
しかも、生ものは保存が大変です。
冷蔵庫はありますが、それでも新鮮なまま保存するのは今でも大変です。
しかも、ウコンは冬収穫するので、春以降は入手が困難です。
と言うわけで、てっとり早くウコンの粉を乾燥し、粉や錠剤に加工してウコンの健康食品として売り出したのがウコンブームの始まりです。
しかし、そこに落とし穴がありました。
ウコンの粉末や錠剤が水に溶けない点を見逃していたのです。
次回はほんとに二日酔いに効くウコンについて書きます。
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