ウコンの選び方講座｜ガジュツでダイエット？
ガジュツ（我朮、zedoary）でダイエットが注目されています。ガジュツはウコンの仲間で紫ウコンとも呼ばれています。日本で栽培されているウコンには秋ウコン、クスリウコン、春ウコン、ガジュツがあります。その内、クスリウコンや秋ウコン、春ウコンは肝臓の薬として有名ですが、ガジュツはほとんど出番がありません。しかし、中国ではガジュツは胃腸薬として生薬の一つに数えられています。
食べると苦いので感覚的に胃薬と分かるのですが、重要な働きとして胆汁の排泄を増加させる効能があります。ガジュツには、シネオール・カンファー・アズレンなどの精油が多く、クルクミンはほとんど含まれていません。
ガジュツの根茎（イモ）は紫色をしているので紫ウコンと呼ばれています。
胆汁の排泄を増加させる成分がシオネールです。ガジュツを飲むと胆汁が通常の２〜３倍多く排泄されるので、これに伴いコレステロールも胆汁と共に２〜３倍排泄されることになります。
また、ガジュツにはカンファ―が含まれていますが、昔よく使われたカンフル剤の語源となった名前です。ショウノウ＝カンファ―です。
ここで、注目することは、胆汁の排泄を増加させることと「ダイエット」とは何の関係もないということです。
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・・・ネットを見ると大抵こんなことが書いてあります。・・・
・シネオールには胆汁の分泌を促す作用があって、消化を助けると共に、血中のコレステロールを下げる。
・血液を浄化して基礎代謝を活性化することによって、ダイエットを強力に促進します。
・アズレンは血中コレステロールの濃度を下げる働きや脂肪の排出効果があります。
・ガジュツは血液を浄化と基礎代謝を活性化することでダイエットに効果がある。
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ま、こんな言い方ですが、第一コレステロールは胆汁から小腸に排泄されても腸管循環で95％は再吸収されますので、ほとんど減らないことになります。
ダイエットを目指すなら、一に食事、一に運動です。これ以外に成功する秘訣はありません。
バナナを食べてダイエット、○○茶を飲んでダイエット・・・いろいろなダイエット法がありますが、すべて偏食によるダイエットです。すなわち偏食によって一部の栄養素を欠乏させ、体の筋肉生成を阻害（作らせない）、あるいは一部の臓器の働きを悪くする方法です。・・・怖いですね。
それでもなたはやりますか。
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